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ビデオ撮影テクニック篇
5. 音が映像を生かし、映像が音を生かすの話ムービー作品の音と映像は、対になる大事な構成要素です。
ムービー作品に挿入されたBGMは、映像のまずさも補完してくれるかのような効果を、時に、もたらします。 一方、現場音を全部消してしまって、音がBGMだけの作品にも良く出くわします。 現場音もあったほうが、作品が意味することをより上手に伝えられる場合も少なくありません。 例えば、観光地で撮影した滝や流れる川の映像など、音を生かしたほうが臨場感がありますね。また、婚礼ビデオのキャンドルサービスのシーン等で、出席者の拍手や新郎新婦にかけるお祝の言葉など、感動をもたらす音が少なくありませんが、これが全て消されている場合、実にもったいないと思います。
お子さんの成長記録の編集ビデオなどでも、BGMで現場音を全部消さないで、現場音とBGMを効果的に使うことをおすすめします。笑い声、泣き声、ちょっとしたがんばりの言葉・・いづれも大事な音素材です。
使い方としては、
ある現場音をきっかけにしてBGMを入れる。
ある現場音の盛り上がりとともにBGMの音量を上げる。
等々、その挿入の仕方で映像がさらに生きてきます。 しかし、某有名ヒット曲に合わせて編集したムービー作品は、著作権処理されていなければ単なる盗作と見られてしまいます。(BGMは、作曲者や権利者の許可を得て使用してこそ、公表できるご自分の作品となります。必ず、著作権処理をしたBGMを使用するようにしましょう。)液晶モニターやビューファインダーで映像に相当気をはらいながら撮影すると思いますが、カメラ内蔵マイクや外部マイクでの音の収録にも気をはらいましょう。具体的には、音がどのように記録されているかをヘッドフォーンで確認しながら撮影しましょう。被写体の動きもさることながら、大事な言葉や現場の音が途中で切れないようにしましょう。(言葉や音の途中でポーズしないように気を付けましょう。)また、音は、マイクを音源に近づけるほどクリアーに収録できます。(こう書くといたって簡単そうですが、実は難しさもあります。それはマイクやマイクケーブルが拾うノイズとの戦いです。この話しは、後日掲載いたします。)
クライマックスシーンにBGMを上手に使いましょう。
赤ちゃんの表情の変化を例にとって考えてみると、
1.赤ちゃんが独りで遊んでいる(全景)
2.お母さんがいないことに気付き、あたりを見回す。(ズームイン開始)
3.表情が変わる(クローズアップ)
4.泣き出す(クローズアップ)
5.大泣きする(クローズアップ)・・と、こうした流れがあったとして、大泣きのシーンのみでは、そのビデオ作品を見た第3者は、赤ちゃんが何故泣いているのかが分りません。1の全景や、2.お母さんがいないことに気付いて、お母さんを探すシーンを入れることによって、小さなドラマにすることが出来ます。 しかし、そうした部分の音が全部BGMだったらどうでしょう?悲しい曲なら悲しいビデオになり、popな曲なら少しコミカルにも見えるかもしれません。BGV(バックグラウンドビデオ)として、挿入したBGMがもたらすなんらかのメッセージやイメージは伝わるかもしれませんが、赤ちゃんの成長記録の中のちょっとした感動のシーンとはならないでしょう。 例えば、大泣きする赤ちゃんの泣き声を聞いたお母さんがかけつけて抱き上げる、すると泣き声がおさまり、やがて表情が笑顔(笑い声)に変わる・・・、これは、起承転結を持った立派なドラマであるといえるでしょう。この時の音の起承転結は、映像と共にとても大事です。
では、みなさんならどのシーン、瞬間でBGMを挿入しますか?
赤ちゃんの表情が変わる部分をすこしスローモーションにして、表情が笑顔(笑い声)に変わる1〜2秒前から、適正なBGMをジヮーと入れれば、そのビデオ作品を見てくれる第3者が感動すること間違えなし! しかし、編集の仕方は、作品の狙いと作者の感性によって異なります。作者によって違う作品づくりをするからこそ、それぞれが面白いのです。それが創作の味なのではないかと思います。『どれもこれも同じだ〜』と、婚礼ビデオなどを見た経験はありませんか?それは、どれもこれも同じ処理をしているからだとも言えます。
小さな出来事の中にも、感動を呼ぶシーンはあるものです。それをのがさないように、撮影中は、被写体や周囲の音にも気を配り、音も映像とともにしっかり収録しましょう。作品制作上、不要な箇所は、編集でいつでも削除出来るのですから。
また、せっかく撮影してきた学芸会などのビデオで、音が良く聞こえず劇のストーリーが分らなかった経験はありませんか?ご自分の子供さんのたった一言のセリフ。子供さんは、だぶん自分なりに精一杯演技したはずです。全体のストーリーの、ある一部としての子供さんの大事な一言のセリフ。劇のストーリーが理解されず(聞こえず)、子供さんのセリフも良く聞こえなかったら、心から誉められないでょう?その劇が理解出来、ご自分の子供さんの演技が見え、セリフが聞こえ、理解出来てこそ、心から賞賛できるのではないでしょうか?
以上のような意味で、映像と音は一体であり、映像に気をつかうのと同様に音の収録にも気を使いましょう。 映像と現場音、BGMやSE(効果音)が効果的に組み合わされた作品は、永年、鑑賞にたえる良い作品となります。
『音が映像を生かし、映像が音を生かす』ということを大事にしたいものです。次を見る <より安くビデオ制作をプロに依頼するための内緒?の話>
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