◆ 実用 なるほどビデオ撮影テクニック講座

多くのビデオ制作に携わった経験の中から、見られるビデオ撮影のための様々な秘訣をご紹介。おとうさん、おかあさんの子育てビデオ撮影記録、 はたまた お友達どうしの旅行やイベントなどのビデオ撮影記録にお役立てください。

ビデオ撮影 基本篇

心構えとPlanが大切

機材がNGなら撮影もNGという当然の話

01.ビデオカメラを購入したら、添付されているマニュアルを2〜3日かけてでも、あせらずにゆっくり読みながら試用してください。

このステップをふめば基本の基本は身につきます。 このステップを踏まずに使用すると次のような失敗をしたりします。 ビデオ撮影しようとしたら電源が入らない。レンズキャップを付けたまま撮影、バッテリーが消耗してる、テープが切れてしまった、などなど。大切な行事であればこそ、前日に、ビデオ撮影してみて機材の操作に慣れておきましょう。ビデオ撮影後はバッテリーとテープはカメラから外しておきましょう。バッテリーは、充電したら必ず使い切り、使用日の前日に充電しましょう。バッテリーとテープは必要量の倍の量を用意しましょう。大事な記録ならビデオカメラを2台用意しましょう。(イベント撮影など、撮り直しが効かない撮影には必ず2台以上撮影現場に持ち込みます。こうした準備を業界用語でバックアップといいます。)

撮影準備が完ぺきなら、ビデオ撮影はすでに50%は終わったようなものです。

02.ビデオカメラ、バッテリー、ビデオテープ以外に必ず用意したほうが良いツール

イヤホンやヘッドフォン・・・音を確認しながらビデオ撮影するとき必要。音無しや音割れの記録はぞっ〜とするほどむなしいですよ。

ヘッドクリーニングテープ・・・小型のデジタルビデオカメラはヘッド幅が狭く、目づまりしやすいです。撮影しながらたびたび再生チェックをこころがけましょう。目づまりしてもクリーニングテープが手元にあれば安心です。
(目づまりとは、ビデオカメラの記録ヘッドにゴミなどが付着して、記録不良になる現象をいいます。)

小型のガン(望遠)マイク・・・オプションで必ず販売されています。ビデオカメラについているマイクは、近くの音や大きな音は問題なく記録しますが、 10mもはなれた場所の会話などはクリアーに録れません。そこで、プラグインで外付けできるガンマイクを準備できれば100人力です。マイク持ちの人やマイクスタンド等があれば、コードを延ばして音源にも近づけます。近づけば、音はクリアーに録音できます。作品に力強さが加わります。

その他、三脚やライトなどがありますが、ビデオカメラが軽く高性能になっているため、必ずしも必需品とは言えなくなりました。

03.機材を準備するには、何を、何時、どのように撮影するかが準備するための条件になります。

チェック事項としては、

1. 撮影時間帯は?
2. 室内屋外?
3. 天気予報は?
4. 動きながら撮影できるのか?(撮影場所では移動できるのか?)
5. 現場の音の具合は?自然な環境音か?プロの音響設備やスピーカーなどがあるのか?
6. AC電源はとれるのか?
7. 車で行く場合の駐車場の位置は?
8. イベント等の行事進行表は?

などなど、こうした準備段階を経て、つぎは撮影テクニックをご紹介してまいります。

ビデオ撮影テクニック篇 1

なにを撮影したいの?のお話

お友達やご家族が撮ったビデオを見る時に、関心のある内容なら1度は興味を持って見てくれますが、2度3度となると部外者にはつらいものです。そこで、そんなことが少なくなるように見ごたえのあるビデオ撮影テクニックをご紹介してまいります。

小説でも、映画でも必ず『起承転結』というステップが踏まえられていますね。 日常のビデオ撮影でもこれを必ず心がけることです。『起』というのは、その情報が起こるきっかけや理由です。あるいは、導入を指します。

子供さんの運動会なら、年月日、場所、誰が主人公か、などです。こうしたものを先にビデオ撮影してしまいます。具体的に示すと、前日、運動会についての親子の会話などから撮影し始めます。 子供さんが自由に意見や希望を話しているところをまず撮影します。例えば、XXちゃんにだけは負けたくないとか、あの競技はイヤだとか、ビデオの主人公の意志を撮ります。それがビデオ撮影できたら、そのビデオは感動的なビデオづくりにむけて発進したようなものです。

主人公がめざすものにそって撮影を開始するわけです。XXちゃんとの会話、視線、競技の様子など克明であればあるほど感動仕様に近づきます。克明にビデオ撮影するためのノウハウは次回以降に具体的にご紹介します。(実は、他人が撮影する場合、本人との相互理解、コミュニケーションという部分が最も気を使わねばならぬ点でして、子供さんとの意志疎通が充分なご両親なら、うらやましいほどのスーパーショットがたくさんビデオ撮影できるはずなのです。)

今回のテーマは、要はあなたは何を記録したいの?というちょっと乱暴なテーマでしたが、これは、撮影者=制作者である場合、もっとも大事なことです。この テーマをはっきりさせて、どんな切り口で映像を見せていけば良いかを工夫することがもっともおいしい部分であり、映像文化を盛り上げていく一つのポイントであると思います。これを踏まえずに、漠然とビデオ撮影をしている方が多いようです。

撮影の失敗は大事にすべきで、私自身、いつも反省です。そこに感動仕様が盛り込めないプロは失格であるとさえ思います。小説でも、映画でも、ビデオでも見る人を感動させられるかが使命の一つであり、大事なことではないでしょうか?。

ですから、ビデオ撮影をする時、常に問いかけましょう。
自分は一体何を撮りたいのか?と。

ビデオ撮影テクニック篇 2

撮影には光とすばやいひらめきとアクションが不可欠のお話

ホワイトバランスのお話

光には色がついています。光の色に合わせてビデオカメラは色のバランスを整えますが、これをホワイトバランスといいます。

光はその波長によって色が異なります。たとえば、日中の太陽光はブルー、室内灯は黄色という具合に。(Jet機や高層ビルから見る夜景のオレンジ色などを想い出して下さい。)

ビデオカメラには、オ-トホワイトバランス機能がついていますが、これはレンズに入る白い色の物に当たっている光りにカメラの色バランスを自動的に合わせてくれるものですが、正確ではないので思いのほか画面が妙に黄色っぽかったりします。撮影の都度、画面全体に白い物を入れ込んで、手動でホワイトバランスをとって下さい。これだけで、現実の色合いに近い、かなりきれいな映像になります。

ただし、撮影する場所が意図的に、部屋全体を赤っぽく照明しているところでホワイトバランスをとると、色は反対色に変ります。すなわち、青っぽくなってしまいます。現場の色合いが出ていない映像になってしまいます。これを防ぐには、専門的にやるなら、白い物に同じタイプの照明(同じ波長の光を発する白色の照明)を当ててホワイトバランスをとります。たとえば、ステージの撮影なら、ステージ上の白い光があたっている白い物(無彩色なら可)を探してホワイトバランスをとります。
パーティーでしたら、色が白に近い照明をさがしてその光りでホワイトバランスをとります。
白い光りとは、無色の光りと理解して下さい。たとえば、白いテーブルクロスが、白く見えていればそれをカメラでねらってホワイトバランスをとります。このとき、白いテーブルクロスが赤っぽかったりしていたら、ビデオの映像は全体的に青っぽくなります。逆に、白いテーブルクロスが青っぽかったりしたら、ビデオの色の映像は全体的に赤っぽくなります。
こうした準備は、本番が始まる前に行っておきます。まよったら、ビデオカメラに室内、屋外といった撮影条件の切り替えができる機能があれば、それにたよって下さい。
ステージ等で、全体の照明の色あいが常に変る場合、オートホワイトバランスで撮影したら、照明が変るたびに色が反対色に変るという、へんてこな色あいのビデオになってしまいます。

被写体をきれいにとるには

撮影したビデオを見ると顔が真っ黒だったりして、がっかりした方も多いでしょう。 これは、被写体の背景の明るさにビデオカメラの絞りが合ってしまっているために、このような映像になります。被写体をシルエットで撮影したい場合はよいのですが、せっかく記録したビデオ映像のすべてがこのようになっていたとしら....気持ちも暗くなってしまいますね。そうならないための方法をご紹介します。

Step 1.自動絞り機能は使わない。すべて手動で絞りを補正する。

その撮影練習をしましょう。

ご家族や友人を窓際に立たせて(人手がなければ物でも可)、手動で絞りを開けて撮影してみて下さい。この場合、ビデオカメラの映像出力端子からピンコードをテレビにつないでモニターしながら撮影すると、その場で確認できるので、分かりやすくなります。 最近のビデオカメラの感度は向上していますので、これでも充分撮影できるものが多いのですが、それでも暗いなと感じたら照明を追加します。とりあえず、なんでもよいですから、被写体が明るくなるまで光をあててみてください。家中にある照明器具を駆使してください。 それでも足りないなと感じたら、電気屋さんに行って150Wから300Wくらいのビデオ撮影用ハロゲンライトと指定して買ってきて同じように試して下さい。その際、ライトは高熱になりますので絶対に素手で触らないでください。やけどをします。

その映像の色合いを比較してみてください。窓の外は青っぽく、室内の人物は赤っぽくなっているはずです。青色の厚手のセロファン紙などをライトにつければ外の青い色調に合わせることができます。ただしセロファン紙は燃えやすいのでご注意を。ビデオ撮影用ハロゲンライトを買う際に、専用の屋外光用の専用フィルターも買っておくと便利です。

さてここまでやった方は、その気になればプロの世界で勉強できる素養があることを保証いたします。この実験を通じて、撮影には被写体に充分な光が不可欠であることが認識できます。ますます映像のおもしろさを感じられると思います。

Step 2. 順光で撮影する

撮影する人側(ビデオカメラ側)から被写体に光が当たるようにします。すなわち、順光で撮影します
(被写体の後方から光が当たる場合を逆光といいます。)

そんなこと言ったって必ずしも順光にならないよ、と言わないで下さい。

すなわち、動かせば、あるいは自分が動けばそれは可能ですね。被写体に動いてもらうか、(あるいは動かすか、)カメラマンが動くのです。又は、照明を追加または移動して順光状態にします。(映画のロケなどでレフ板などを使用するのもその上手なやりかたの例です。)

カメラマンには、すばやい判断力と俊敏な動き、さらに被写体を動かすコミュニケ−ション能力が必要です。撮影中に、『暗いな、どうしようか?』などと迷っていては、撮影すべきイベントが終わってしまったり、絶好の被写体を撮りそこないます。そうならないために、事前に順光位置にカメラを設置するとか、お友達に照明の係りをお願いするのです。そうした行動が出来るようになるためにも、事前の経験すなわちトレーニングが不可欠です。

ですから、あなたがビデオカメラで撮影する担当に運良くなってしまったら、是非、ここはラッキーとばかりに、事前にビデオカメラを借りてでも、上記のトレーニングをしてみて下さい。

ビデオカメラマンとしての明るい未来と明るい鮮明な映像がそこにはあることでしょう。

(余談ですが、被写体を立体感のある映像で記録するためには、単に順光だけでなく、逆方向からの光やレンブラント光と言って45度の角度からの光が重要です。レンブラント光は、画家のレンブラントの名前からきています。)

ビデオ撮影テクニック篇 3

つなぎ撮りの高等テクニック

ビデオのつなぎ撮りとは、あたかも編集したかのように無駄なく、テンポ良く撮影して、編集作業を省略または最少限にとどめる撮影テクニックです。結婚式のビデオでは、この方法が多く使われています。進行が定型化しており、展開があらかじめ分かっている場合には、きわめて有効です。予測できないものは、むずかしいですが、旅行記録など、意図的に作りこみながら撮影を進めることも可能です。

では、旅行の記録を例にして、撮影のポイントをご説明します。

撮影総論

1.起承転結をイメージして取りかかりましょう。ビデオのスタートとエンデイングの映像を決めます。スタートからエンディングにいたる、行事予定の確認やハプニングなどを想定しておきます。

2.場所移動の表現は、A.会場全景と名称看板など、B.会場に入っていく様子、C.会場内での出来事、D.会場を出る様子、E.移動の様子、以下A〜E を繰り返して撮影する。移動が多すぎ、さほど重要でなければ移動シーンはカット。各項目の重要度に応じて撮影時間をおおまかに配分します。作品時間をあらかじめ決めておくと、テープを節約しながら撮影することになり、無駄な撮影をしなくなります。

撮影の原則

1.各カットの長さは5〜8秒程度を心がける。(演劇や演奏、会話の内容など連続性が重視される場合は別です。)

2.撮影中に会話や音を良く聞いて、音の切れ目でカメラをポーズします。
例えば、 a.会話の切れ目でポーズ、b.別の人の喋り出し直前で録画再スタート。または、え〜とか、う〜とか、ですからとか、接続詞の言葉尻から再スタートさせると撮影しやすいです。この場合、aの人が右を向いていたら、 bは左向きになるアングルから撮影すると、aさん,bさんが相対して会話している情景が成立。それぞれ別の場所での会話を交互に撮影するのも面白いです。こうした意図的な映像の作り込みをモンタージュと言い、映像制作の基本的な手法になっています。遊び感覚でトライしましょう。
また、音は撮影中、こまめにイヤホーンなどで確認しましょう。無音と音割れは救い難いミステークになりがちです。

3.全景や人物のフルショット(被写体の全体が画面に入りこむサイズ)のあとには、クロ−ズアップ映像をつなぐ。すなわち、広い映像-狭い映像(クロ−ズアップ映像)を繰り返す。または、別角度からの狭い映像を連続させます。広い映像は連続させないようにします。連続させると、場所がいきなりジャンプした感じになり違和感が生じます。

4.会場内全体や動いている被写体を撮影するために、左、叉は右にカメラをパーンさせる(カメラの中心を軸にして旋回させて撮影する方法)ことがありますが、戻りパーンはやめましょう。これは、監視カメラ的上塗りパーンと言って、極力避けたい撮影方法です。

5.場所移動はフレームイン・フレームアウトを使う。
画面の左側に人物をフレームアウトさせたら、つぎの場所では、画面の右側からフレームインさせます。方向性が一貫した分りやすい映像になります。その際、人物がフレームインする2〜3秒前から録画スタート。そして、被写体がフレーム内に入ったら、動きに合わせてカメラも平行移動叉はパーン。被写体の進行方向を広くあけましょう。進行前方6割(後方4割)以上。このようにカメラを一旦移動させたら、必ず3秒程度カメラの移動を止めてからポーズしましょう。例. 人物移動の場合、フレームアウトさせて、約3秒後にポーズ。

6.カメラは意味なく動かさない。
画角固定で(すなわち三脚に固定してあるかのように)撮影します。三脚等にカメラを固定できればベスト。(ただし、手持ち移動撮影の効果をねらう場合は別です。)

7.ズームアップは多用しない。
手持ちカメラでのズームアップは、画面のブレが目立ちやすいので、ズームは多用せず、カメラマンが出来るだけ被写体に近付くか、三脚を利用しましょう。

8.カメラをズームしてクローズアップにしたら、ズームアウトはしないで一旦ポーズして撮影サイズを変えましょう。

9.人物撮影のポイント
人物の目が、画面の中央より上に位置するように撮影します。どんなアングルでもこれを基本にすると安定した見やすい画面になります。頭がきれないように注意。 (ただし、顔のクローズアップの時、頭はきれます。その時も目の位置は中央から上です。)
顔全体を撮影する時は、必ず首も入れ込みます。首が切れているのをギロチンショットと言います。また、逆光で顔が暗くならないように注意。絞りを開けるか、照明を追加します。

10.カメラマンは常に先回りを。場所移動などで、人物を正面からとらえるには、常に先回りを。後ろ姿もたまには新鮮ですが、いつもでは見るのがつらいでしょう。花嫁さんの後ろ姿は、大変喜ばれますが....

11.カメラによっては、電源を切ると映像が繋がらずに、映像の間に未記録部分(砂あらし)が入るものがあります。 カメラのくせを事前に把握し、バッテリ−交換などで電源を切った場合には、直前のカット尻まで再生させ確認、ポーズした後、録画を開始しましょう。

12.ファインダ-で覗いた世界がビデオに記録されます。ファインダーの中の無駄な部分は極力カットしましょう。例えば、カメラが上や下に向き過ぎていて、画面の半分以上に天井や床、壁、空など、 表現上無駄な物が多く入りすぎていないかを常にチェックしながら撮影しましょう。

撮影しそこなったら?

Step1.仲間などで、再現可能なものはやらせで再撮影させてもらう。そのような撮影の旅も楽しいものです。
Step2.重要なものは写真・絵ハガキやビデオなど替わりになる物を買うか、替わりの物を撮影しておきましょう。
Step3.あきらめて繋がりを考えて再スタート。くよくよせずに、後の撮影でリカバリーする。

14.撮影終了後は無音状態で10秒程度黒画面を撮影しておきましょう。(絞りを完全に絞ってしまうか、レンズキャップをすれば画面は黒になります。)映像が終った後、すぐに未記録部分(砂あらし)が出てきたのでは、作品仕立てには見えません。

15.同様にテープの先頭部分にも、無音状態で15秒程度黒画面を撮影しておきましょう。
コピ−時に先頭の映像がきれるのを防ぐことができます。タイトルを後で入れる場合には、30秒以上の黒画面を撮影しておきましょう。

16.現場で流れたBGMなどをメモしておき、後でBGMとタイトルを入れるだけで思い出の旅行記録ビデオ作品の出来上がり。ラストに写真などを音楽のテンポに合わせて挿入したら、家宝ビデオになることでしょう。

17.トライ・アンド・エラ-の繰り返しで上達します。エラー出来ない重要な撮影には、事前にトレーニングを済ませて臨みましょう。ビデオ記録は写真同様、参加者の楽しみのひとつです。万全の体制で取り組みたいところです....

ビデオ撮影テクニック篇 4

良いカメラアングルのためのポジション争奪戦のお話

今回は撮影テクニックというよりは、どなたにも覚えがあるお話です。

お友達やご親戚の結婚式でビデオや写真の撮影をしたことがありますか? ケーキカットなど、メインイベントでは、わき目もふらず、他人の視線もかえりみず?、ひたすら新郎新婦をねらって、直前までカメラを持った人が押し寄せ、着席している方にはその瞬間が見えなかったという光景に出会われたことも多いのではないでしょうか。

撮影するからには、その人なりのベストアングルをねらうがために、同じポイントに人が押し寄せます。「さあ、皆さんお二人のベストショットを・・・」などと司会者が一言発し、さらにカメラをもった人が群がります。 ファインダーを覗いてアングルを修正しながら動くのでますますケーキの周囲は、押し合いへし合い、ラッシュ状態になります。

べストポジションをいち早く確保できれば、余裕のある撮影が出来ます。撮影時間や撮影枚数でも大きな差となります。では、ベストポジションとはこの場合どこでしょうか?向かって右に新婦、左に新郎です。正面には大きなケーキがあります。向かって右側を上手、左側を下手といいますが、あなたはどちら側に立ちますか?

上手側が基本です。何故か?新郎のほうが背が高く、新婦は新郎よりも背が低い場合が多いですが、(逆も当然ありますが) 背が高い人が手前にいたら、ツーショットでは、奥にいる新婦さんは、より小さくなります。また、披露宴で撮影すべき大事なものの一つに花嫁衣装がありますが、これが全景でとらえられる位置は上手側です。寄りすぎて顔しか撮れないなんてことがないようにしましょう....

秘訣をひとつ。。プロのカメラマンがいたらその角度をチェックしてカメラのレンズに合った距離に位置しましょう。 プロのカメラマンは通常ワイドレンズを多用しますので必ずしも同じ位置が良いとは限りませんが、画角は参考になるはずです。

通常、必要なカットを撮影し終えたらどんどん動いてくれますので、動いたらその後に入りましょう。だめならプロのカメラマンの前で少ししゃがんで撮るのも良いでしょう。あおりぎみのすてきなアングルが期待できます。(余談ですが、二人に声をかけてほほ笑みを撮りましょう。)しかし、そのプロが、なかなかシャッターを切れなかったり、あるいは要領が悪く、なおかつ礼儀知らずの人だったらこの作戦は失敗するかもしれません。。 報道取材などの分野でも同じで、まず場所とり合戦です。現場到着の遅れは致命的なミスにつながります。仕事ですから、そこに出向くからには、ねらいどおりのものを撮影してこねばなりません。

通常は手前にじゃまが入らず、撮影対象全体が撮影出来る順光位置から占められていきますが、どんな映像を撮影したいかによっても大きく異なります。また、べストポジションを一時、得られたとしても、被写体が予想外の動線をとることは往々にしてありえますので、さらに、被写体の行動予測の正確性もポイントになります。場合によっては、水中から、あるいは空からと、さまざまなベストポジションの確保合戦が繰り広げられます。 また、現場に至る経路の確保がまず肝心の課題であることはいうまでもありません。事件や事故の現場では、希望時刻にそこに到着できるとは限りません。取材のヘリが空を何機も飛んでいるのを見たことがあるでしょう。せめて空からでもという裏事情もあるものです。空はひろいな大きいな〜?ですね。。。1カットの撮影のために、どれほどの時間とお金がかかっていることでしょう....

単にべストポジションと言っても、各分野でその撮影ノウハウはさまざまです。視点や切り口が違えばおのずとべストポジションも違ってきます。
画一的な撮影技術や機材の精度だけでは、良い映像は撮れないという理由がここにあります。

ビデオ撮影テクニック篇 5

音が映像を生かし、映像が音を生かすの話

ムービー作品の音と映像は、対になる大事な構成要素です。

ムービー作品に挿入されたBGMは、映像のまずさも補完してくれるかのような効果を、時に、もたらします。一方、現場音を全部消してしまって、音がBGMだけの作品にも良く出くわします。現場音もあったほうが、作品が意味することをより上手に伝えられる場合も少なくありません。例えば、観光地で撮影した滝や流れる川の映像など、音を生かしたほうが臨場感がありますね。また、婚礼ビデオのキャンドルサービスのシーン等で、出席者の拍手や新郎新婦にかけるお祝の言葉など、感動をもたらす音が少なくありませんが、これが全て消されている場合、実にもったいないと思います。

お子さんの成長記録の編集ビデオなどでも、BGMで現場音を全部消さないで、現場音とBGMを効果的に使うことをおすすめします。笑い声、泣き声、ちょっとしたがんばりの言葉・・いづれも大事な音素材です。

使い方としては、
ある現場音をきっかけにしてBGMを入れる。
ある現場音の盛り上がりとともにBGMの音量を上げる。
等々、その挿入の仕方で映像がさらに生きてきます。しかし、某有名ヒット曲に合わせて編集したムービー作品は、著作権処理されていなければ単なる盗作と見られてしまいます。(BGMは、作曲者や権利者の許可を得て使用してこそ、公表できるご自分の作品となります。必ず、著作権処理をしたBGMを使用するようにしましょう。)

液晶モニターやビューファインダーで映像に相当気をはらいながら撮影すると思いますが、カメラ内蔵マイクや外部マイクでの音の収録にも気をはらいましょう。具体的には、音がどのように記録されているかをヘッドフォーンで確認しながら撮影しましょう。被写体の動きもさることながら、大事な言葉や現場の音が途中で切れないようにしましょう。(言葉や音の途中でポーズしないように気を付けましょう。)また、音は、マイクを音源に近づけるほどクリアーに収録できます。(こう書くといたって簡単そうですが、実は難しさもあります。それはマイクやマイクケーブルが拾うノイズとの戦いです。この話しは、後日掲載いたします。)

クライマックスシーンにBGMを上手に使いましょう。

赤ちゃんの表情の変化を例にとって考えてみると、
1.赤ちゃんが独りで遊んでいる(全景)
2.お母さんがいないことに気付き、あたりを見回す。(ズームイン開始)
3.表情が変わる(クローズアップ)
4.泣き出す(クローズアップ)
5.大泣きする(クローズアップ)・・と、こうした流れがあったとして、大泣きのシーンのみでは、そのビデオ作品を見た第3者は、赤ちゃんが何故泣いているのかが分りません。1の全景や、2.お母さんがいないことに気付いて、お母さんを探すシーンを入れることによって、小さなドラマにすることが出来ます。しかし、そうした部分の音が全部BGMだったらどうでしょう?悲しい曲なら悲しいビデオになり、popな曲なら少しコミカルにも見えるかもしれません。 BGV(バックグラウンドビデオ)として、挿入したBGMがもたらすなんらかのメッセージやイメージは伝わるかもしれませんが、赤ちゃんの成長記録の中のちょっとした感動のシーンとはならないでしょう。 例えば、大泣きする赤ちゃんの泣き声を聞いたお母さんがかけつけて抱き上げる、すると泣き声がおさまり、やがて表情が笑顔(笑い声)に変わる・・・、これは、起承転結を持った立派なドラマであるといえるでしょう。この時の音の起承転結は、映像と共にとても大事です。

では、みなさんならどのシーン、瞬間でBGMを挿入しますか?

赤ちゃんの表情が変わる部分をすこしスローモーションにして、表情が笑顔(笑い声)に変わる1〜2秒前から、適正なBGMをジヮーと入れれば、そのビデオ作品を見てくれる第3者が感動すること間違えなし!しかし、編集の仕方は、作品の狙いと作者の感性によって異なります。作者によって違う作品づくりをするからこそ、それぞれが面白いのです。それが創作の味なのではないかと思います。『どれもこれも同じだ〜』と、婚礼ビデオなどを見た経験はありませんか?それは、どれもこれも同じ処理をしているからだとも言えます。

小さな出来事の中にも、感動を呼ぶシーンはあるものです。それをのがさないように、撮影中は、被写体や周囲の音にも気を配り、音も映像とともにしっかり収録しましょう。作品制作上、不要な箇所は、編集でいつでも削除出来るのですから。

また、せっかく撮影してきた学芸会などのビデオで、音が良く聞こえず劇のストーリーが分らなかった経験はありませんか?ご自分の子供さんのたった一言のセリフ。子供さんは、だぶん自分なりに精一杯演技したはずです。全体のストーリーの、ある一部としての子供さんの大事な一言のセリフ。劇のストーリーが理解されず(聞こえず)、子供さんのセリフも良く聞こえなかったら、心から誉められないでょう?その劇が理解出来、ご自分の子供さんの演技が見え、セリフが聞こえ、理解出来てこそ、心から賞賛できるのではないでしょうか?

以上のような意味で、映像と音は一体であり、映像に気をつかうのと同様に音の収録にも気を使いましょう。 映像と現場音、BGMやSE(効果音)が効果的に組み合わされた作品は、永年、鑑賞にたえる良い作品となります。 『音が映像を生かし、映像が音を生かす』ということを大事にしたいものです。

エトセトラ篇 1

より安く、ビデオ制作をプロに依頼するための内緒?の話

今回は、どうしたら安くビデオ作品が作れるかを制作コストの構成をふまえながら考えてみましょう。 仕事でビデオを初めて活用される方は特に、必見です。

ビデオの普及期、『ビデオ制作って100万円以上もするの!』と、驚きの声を良く耳にしました。 ビデオ・映像制作は、費用が高いというイメージを依然お持ちの方が多いようです。 ビデオ作品を制作する場合、いくつかの必要な工程があります。 その工程を具体的にをふまえながら、各工程と費用項目の関係、どこを切り詰めれば安く、しかも使えるビデオができるかを見ていきましょう。

ビデオ作品の制作費用構成

1.制作全般について

制作全工程を管理するデイレクター、すなわち監督は必ず必要です。ディレクターはその作品完成まで、全責任を負います。この費用を切りつめるには、お客様自身がディレクターになることですが、一朝一夕ではなかなか難しいかもしれません。ディレクターへの早道は、作品をたくさん見てその構成を分析したうえで、費用を試算してみることです。また、早道とは言えないかもしれませんが、多くの作品づくりを経験することは欠かせません。

2.企画について

良い作品づくりには、良いシナリオが欠かせません。シナリオなしで制作することは、設計図なしで家をつくるようなものです。ビデオ作品を分析して、シナリオを作ってみると、その仕組みが理解できます。ただし、撮影やCG制作工程等にかかる手間と費用を把握できない場合、理想をシナリオに書きすぎて、その後の制作工程で予想外の時間や費用がかかりかねません。希望を示して、プロのアドバイスを求めることをおすすめします。(この意味で、ディレクターの豊かな経験とノウハウがお役に立ちます。)

3.撮影について

編集とならんで費用がかかるのが、撮影費用です。撮影は徹底的に切り詰める工夫が可能です。

まず、スケジュール管理の工夫。例えば、1日間と2日間の撮影では、費用は倍ちがいます。かかる費用項目としては、撮影機材費、撮影スタッフ費、キャスト費、メーク費、スタイリスト費、車両費、食費などがありますが、すべてそれぞれ倍額になります。撮影場所が変わる場合、移動時間も計算に入れて、最短日数で撮影できる工夫をしましょう。万が一にも、大事な商品やパッケージが撮影時に無いなどということがないように。要は、スケジュールをしっかり立てることにつきます。

また、撮影をプロに頼まないという方法もあります。プロのアドバイスを受けながら、撮影の仕方も教わっちゃうというやり方です。WYNTON'S HOUSEでは、『シナリオのどの部分をこのように撮影して下さい。』とアドバイスしながら、制作のお手伝いをさせていただいております。ただし、撮影が不味い場合には、理由をご説明した上で、再撮影をお願いしています。撮影さえしっかりできれば、家庭用デジタルビデオカメラの画質でも充分です。その場合、必要なキャストも当然、自社内のスタッフを起用しましょう。

4.パッケージ印刷について

販売用ビデオパッケージなら、あらかじめそのプランが必要ですが、少量で無料配付用でしたら、市販のビデオシールにカラーコピーすることで充分です。また、ドロー系ワープロソフトで版下を作り、pdf fileに変換すれば、ダイレクト印刷が可能で、安上がりです。パッケージを制作する場合、ビデオ撮影時に写真撮影を忘れないようにします。写真は大きめのサイズで撮影しておきましょう。(小さなサイズを大きくすると画質が荒れます。)

5.編集について

編集費用は通常、『時間当たりの編集単価 X 編集時間』で計算されますが、見積り時間をオーバーする可能性とオーバーした場合の扱いについて、見積り時に確認しておくのが良いでしょう。WYNTON'S HOUSEでは、見積り時の企画内容であれば、見積り内ですべておさえこんでおります。見積りは、どのような特殊効果編集が行えるのかを考慮した上で、この編集単価 X 編集時間を比較します。

お客様が撮影素材を持参して、レンタル編集スタジオで編集する場合の最も大事なポイントは、編集時に編集順序、編集箇所で迷わないことです。迷った時間も費用に反映します。それを防ぐためには、撮影済みテープの使用箇所を、編集順に記述したリスト(エディットシート)をあらかじめ作成しておきます。また、各撮影済みテープに、どんな映像が入っているかを記述したリスト(撮影カット表)も作成しておきます。すなわちつぎのようなリストです。

編集順位表

撮影カット表

撮影した映像を最初に見る時に、撮影カット表を作成します。(撮影しながら作成してしまえば合理的です。このリストは後日も大事に保管しましょう。素材管理に役立ちます。) そして次に、シナリオにそって、ねらいのカット(映像)を配列して編集順位表(エディットシート)を作成します。編集機能付のビデオデッキがあれば、一度ラフに編集してみましょう。違和感のある部分が発見できます。ただし、シナリオにない映像、すなわち不要な映像をたくさん撮影してありますと、必要な映像を探すのに余計な時間がかかりますから、目的を明確にして必要な映像だけをしっかりと撮影するようにしましょう。

編集効率は、このようにして高めます。さらに、撮影テープにタイムコード(TC)が記録されていれば、その時間を入力するだけで、編集機が自動的にそのポイントを探し出し、自動編集ができます。あらかじめ、タイムコードを入れた上で上記の作業を行っておくと、さらに編集効率が向上します。

BGMについて

権利者に無断で楽曲や音源を使用することは、著作権法上できません。市販CDのXXXタレントのX曲が使いたい場合など、必ず権利者の許諾を得て、使用料を支払って使わなければなりません。そこで、こうした使用方法は止めて、著作権許諾付音源から、イメージにあったものを探して使用します。WYNTON'S HOUSEでは多くの著作権許諾付音源の中から、企画イメージにあったものを使用して、使用料もサービスしています。

写真素材について

ご予算の都合でビデオ撮影が出来ない場合、威力を発揮するのが写真です。写真はその扱い方で、撮影素材なみの効果が得られる場合があります。だだし、シナリオの意図に合った写真は、いざとなるとお持ちで無い場合が多く、普段から極力大きなサイズでたくさん撮影しておくことをおすすめします。

6.コピーについて

編集が完了すると、編集マスターテープから必要本数をコピーしてご使用いただくわけですが、コピー料金もできるだけ押さえたいところですね。では、編集マスターから自由にコピーして使えるかというと、ここで編集マスターテープからの複写の権利問題が発生します。制作前に確認しておくと良いでしょう。制作費用は、いろいろな要素で、構成されています。特にスタッフ、キャストの大量投入はいわずもがな高額なご予算が必要になります。少数精鋭、短期制作がひとつの大きなポイントであると思われます。制作前に、この予算内で、これだけの内容を、とあらかじめご相談いただくほうが、制作側では工夫しやすいものです。また、作品見本を見せてもらうのも大事なことです。

エトセトラ篇 2

大事なビデオ撮影素材管理の話

撮影済みのビデオテープの管理は、なおざりに出来ない大事なテーマです。ビデオ撮影素材は、ソフトとハードの両面で管理する必要があります。ソフト面では、収録したビデオ画像がどのビデオテープのどの位置にあるのかが、分かるようにしておくこと。ハード面では、記録済みのビデオテープが消失したり、塵やほこり、カビなどでノイズが出ないように管理することです。 今回は、この二面から大事なビデオ撮影素材の管理について考えていきます。

1.収録した画像がどのテープのどの位置にあるのかが、分かるようにする方法について

『学芸会のビデオは、どこに入っていたっけ??』
『たしか、運動会の2本目のビデオテープの後ろに撮影したのよね..??』...といった、会話をした経験はおありでしょうか?

ビデオ撮影を重ねていくと、何時、どこで、何を撮影したかを記憶にだけ頼るのは、無理な話しです。撮影しっぱなしになる可能性が大です。何故かといえば、素材探しが面倒になり、見ない状態に陥りやすくなるからです。撮影した後、すぐ見れるのは、ビデオ撮影の一つの利点で楽しみの一つですが、撮影素材は作品に生かされてこそ、その真価を発揮します。検索効率の点からも、1本のビデオテープの中に、別テーマの素材を収録するのは、極力避けるほうが良いと思います。1テーマ、1イヴェントのみを同一テープに収録しましょう。

ビデオの背ラベルには、撮影日、イヴェント名、ロールナンバー(複数本ある場合)などを見やすく書いて、ビデオ保管の定位置化をはかりましょう。撮影日順に並べておくと、取り出し易く、また収容時に元の場所に容易に戻せ、管理が楽でしょう。(定位置化の場所は、塵やほこり、温度変化の少ない場所を選びましょう。)

また、撮影メモやノート、イヴェントプログラム等を素材リストに転用することをおすすめします。撮影しながら、以下のような撮影カット表が記録できればベストですが、仕事で撮影する場合はともかく、個人記録の場合、なかなか面倒かと思います。

撮影カット表

ビデオテープに何が記録されているのかを、簡潔にメモします。例えば、『XX年XX月XX日、XX旅行自宅出発〜新幹線〜XX駅到着まで。。』というように、1〜2行でメモをしておき、これをビデオテープに付けて保管します。このメモは、後日ではなく、撮影したその時、撮影当日に書いてしまいましょう。何故なら、後日書こうとすると、思い出すのに一苦労しますし、面倒になるからです。撮影時にメモり、それをビデオに付けて保存する。簡単なことです。また、運動会や演奏会のプログラムがあれば、各催しのところに撮影日や撮影順、ロールナンバーなどを直接記入しておくと便利です。後日の記念に一部、ビデオ撮影のメモ用にもう一部、計2部、プログラム等をもらうようにしましょう。ビデオ撮影のメモ書きが大きく、ビデオテープに添付して保存できない場合、専用ファイルを作り、日付け順に綴じて保存しましょう。その専用ファイルは、見出しを明記して、ビデオ保管庫の近くで保存しましょう。

DVテープのメモリー機能も活用しましょう。 メモリー機能付きDVテープには、撮影データを挿入できます。ビデオカメラの内蔵時計は、正しくセットしておきましょう。

2. 記録済みのビデオテープが消失したり、塵やほこり、カビ等でノイズが出ないように管理する方法について。

記録内容を保護する

撮影済みのビデオテープをデッキに挿入する際、または取り出し時等に、ビデオテープがぐしゃぐしゃになってしまったり、切れてしまった経験はありませんか??それが唯一の記念ビデオだったりして....こうした悲劇を防ぐ方法の御紹介です。

A.大事なビデオは、最初に見る時にコピーを作り、別々の場所に保管する。(火事になっても大丈夫です。)
B.業者依頼の場合、大事なビデオやDVDなどは、あらかじめ2点注文する。
C.撮影時に2台のビデオを回す。(DVカメラなら、i-linkケーブルで同じものを別DVビデオカメラにコピーしながら収録することが出来ます。)
D.異音がするビデオデッキには、大事なビデオテープをいきなり挿入しない。(切れてもいいテープを入れて動作を確認したうえで使用する。)また、ビデオテープがたるんでいる状態で、ビデオデッキに挿入しない。
E.ビデオデッキからビデオテープを取り出す際には、ビデオ先頭まで巻き戻してから取り出す。
F.ビデオデッキの連続操作をしない。(たとえば、巻き戻し〜ストップ〜取り出しボタンを一気に押す等しない。テープと機械の動作が確実に止まってから、取り出しボタンを押しましょう。)
G.撮影済みビデオテープは、即、録画禁止用の爪を折り、内容を書いたラベルをきちんと貼っておく。(上書き記録するトラブルを防ぎます。)また、磁気を発するものに近ずけない。

(万一、ビデオテープが切れたら、慎重にビデオテープを取り扱い、ぐしゃぐしゃ部分を除去して、別リールに移し替えることにより、大事なビデオテープが救われる場合があります。この場合、最初の再生時に複製を作ることは言うまでもありません。)

ポイントは、『ダブル』です。まかせて安心の業者の多くは、同じテープを同時に2本作ります。(実は、ビデオテープは倍使用し、ビデオヘッドも倍回転していることになります。しかも、業務用の高価な機材ですから、安心できる業者の撮影、制作費用はどうしてもかかるものではあります。)

塵やほこり&カビ対策

塵やほこりが付着し、結露等で湿気が伴うとカビが発生します。窓際、部屋の上部、下部など、温度変化が著しい場所では、ビデオテープを保管しないようにします。また、塵やほこりの侵入がより少ない入れ物やキャビネットを選びましょう。木くず、紙くず、金属くず、生活の埃、タバコの煙りなどが、より侵入しない入れ物と位置を選びましょう。ビデオテープは、専用ケースに入れて立てて保管します。ケースは、蓋式のものが塵やほこりの侵入を防ぐ点で、よりベターです。大量市販されている、PPケースのVHSケースは、ほこりが入りやすいので、万全にするなら、蓋式のケースに入れ替えましょう。また、ポリエチレンの薄手のキッチンパックに入れて輪ゴムで封をするだけでも、かなりのほこり防止に役立ちます。ただし、温暖差の激しい場所の保管では、結露で湿気を封じ込めることにもなるので、注意は必要です。費用はかさみますが、専用真空ケースも販売されています。

ポイントは、『蓋つき(ビデオケース&収容キャビネット等)』です。

DVミニビデオのサイズは、VHSビデオの約1/6以下で、運搬にも保管にも省スペースとなっています。昔よりも気軽に撮影できる条件が整ってきました。小さなぶん、紛失しやすく、テープのトラブルでは、回復しにくいのも事実です。これまでの解説・紹介が多少なりとも、初めてビデオ撮影に携わる方々の参考になれば、この上ない幸せです。本シリーズを、お読みいただきありがとうございました。

ピアノ発表会のビデオ撮影 1

ピアノ発表会のビデオ撮影テクニック vol.1

ピアノコンサートや発表会の準備の一つとして、ビデオ記録を考えていらっしゃる方が少なからずいらっしゃるようです。

検索を通して、多くの方々に、この「ビデオ撮影テクニック講座」を知っていただき、読んでいただいています。これまで、「ピアノコンサートや発表会のビデオ撮影の仕方」は、書いていませんでした。

そこで、おまけ篇として、「ピアノコンサートを1台のカメラで撮影する際に留意すべきポイント」とカメラ位置について、簡単にご紹介します。

(留意すべきポイント)
その1. 鍵盤と肘、手首、指の動きが見えること。

その2. 演奏者のお顔が見えること。
(髪をしっかりピン留めして、髪が下がって顔が塞がらないようにしましょう!・・・・ 髪の長い方に事前に教えてあげましょう!!)

その3. 演奏が観客の頭等で隠れないようにしましょう。

その4. 音をクリアに録音しましょう。
音源から離れた位置にマイク(カメラ)がありますと、音の鮮明さは落ち、また、周囲の方の話声や咳などが大きく入りやすくなります。ですから、マイクは極力、音源(ピアノ)に近づけましょう。

上記の条件を難なくクリアして、撮影出来る場所が一つだけあります。では、それはどこでしょうか ??

ピアノ発表会のビデオ撮影 2

ピアノ発表会のビデオ撮影テクニック vol.2

前回、ピアノコンサートを1台のカメラでビデオ撮影する際に留意すべきポイントをご紹介しました。それらの条件を難なくクリアして、ビデオ撮影出来る場所が一つだけあると豪語しました(笑)。以下に簡単なカメラポジション図を示します。

ピアノ演奏収録会場図

この中にその答えがあります。では、それはどこでしょうか ??

【答えはここをクリック】

図の中で、1台の家庭用カメラでビデオ撮影する時のベストポジションは、カメラ6 です。
その理由は、
理由その1.鍵盤と肘、手首、指の動きが見える。
理由その2.演奏者のお顔が見える。
理由その3.演奏が観客の頭等で隠れない。
理由その4.音をクリアに録音出来る。

答えを見れば当然かもしれませんが、アマチュアの人は、どうしても観客の中で撮影することになります。しかし、それでは思い通りの画像を撮ることができません。素敵な画像を撮ろうと思ったら、撮影場所を考えなくてはなりません。

この位置は、もっとも被写体に近く、ダイナミックな映像と音が撮れるはずです。しかも背景の観客まで写ります。カメラ3の位置も良さそうですが、ステージとカメラの高さが問題で、かならずしも鍵盤がすべて見えるとは限りません。

というわけで、カメラ3の位置は、2番目の候補になります。

カメラ6の位置で撮影するには、以下を事前にチェックしてください。

1.主催者の許可を得てください。(これが一番問題ですが、全員分を撮るつもりならOKしてくれるかもしれません。)

2.お持ちのカメラは、近くのピアノの音を割れずに収録できますか? ご自宅にピアノがあれば録画して試してください。当日リハーサルがあれば、事前に録画してみましょう。

3.お持ちのカメラには、ワイドコンバージョンレンズがついていますか? なければ是非準備しましょう。ワイドコンバージョンレンズを付けると、より幅広い構図でビデオ収録できます。大きなピアノのそばにカメラを置くため、必ず必要になります。

4.収録前に演奏者本人に座ってもらって、ビデオカメラの構図を決めましょう。全員を撮影するのであれば、最も大きい方に合わせます。

5.カメラ6の位置に撮影者がいると目障りな場合、無人で撮影しますが、お持ちのカメラは、撮影しないと自動的に電源がオフになったりしませんか?

その場合には、ワイヤレスリモコンで遠隔操作しましょう。または、全演奏を撮影するのであれば、バッテリーや記録メディアの容量が充分かどうか、しっかり確認しておきましょう。

また、当然ですが、三脚も準備します。スピーカーが付いているカメラの場合、収録前に必ず音声ボリュームを絞ってください。スピーカーからの音でクレームが出る可能性があります。

ちなみに業者の多くは、1カメの場合、ステージ中央の最後部、カメラ1、あるいは、カメラ2の位置にカメラをセットするでしょう。ステージ全体が撮影出来、なおかつ、観客の邪魔にならないからです。アマチュアの方がこんな後方から撮ると、「なんか音がクリアーじゃないな〜」と、後悔するはずです。業者はピアノ近くのマイクや業務用の高性能ガンマイク(望遠マイク)で収録するので、後方の位置で撮影しても仕事として成り立つわけです。

2カメで撮影出来るなら、カメラ1あるいはカメラ2の位置とカメラ6の位置で撮影して、後日、編集してください。すばらしい仕上がりが期待できます。

ミュージックプロモーションビデオの作り方

当サイトを見てくれている方の中に、ミュージックプロモーションビデオの作り方を探してる人が多くいらっしゃいます。以下、簡潔に、そのポイントをご紹介します。

1.歌詞等の進行に添った、構成台本を準備する。(イメージ絵コンテなど)

2.音源を準備する。

3.現場で音源を再生するプレーヤーと拡声装置(アンプ付きスピーカー等)を用意する。

4.プレーヤーは回転むらのないCDプレーヤー等を準備。回転むらがあると編集時に映像と音が合わなくなります。

5.撮影場所、背景を決める。

6.小道具を用意する。

7.撮影場所や映像のねらいにそった照明等を準備する。

必要スタッフは、ビデオカメラマン、音声(音出し係)、全体のアシスタント、計3名以上いるとOKと思います。

公共の道路で撮影する時は、管轄の警察署の道路使用許可書が必要です。

音源(楽曲)の進行に合わせて演奏シーンをビデオ撮影します。口パクだけや演奏のふりでは、編集後違和感が出たりします。すなわち、本気で演奏しているような映像をビデオ撮影しましょう。

複数箇所でビデオ撮影した映像を音源(楽曲)の進行に合わせて編集します。3箇所ぐらいでビデオ撮影すると、変化にとんだ作品づくりが出来ます。

また、町中や海辺等を歩いたり、遊んでいるシーンなどもビデオ撮影、編集挿入するとイメージが膨らみます。

演奏シーンは、1箇所で数回撮影します。うち、1回は全体を固定でビデオ撮影しておきましょう。映像のつながりが悪い時や撮影不良があった場合の救いになります。

また、生演奏をきちっと3カメぐらいでビデオ撮影して(音もしっかり収録して、この音を編集で使う。)、それらの映像に様々なイメージシーンを編集で挿入する方法もあります。

全体のイメージやその組み立て方で、撮影方法も変化します。

運動会のビデオ撮影 簡単テクニック

運動会のビデオ撮影では、カメラの位置取りが最大のポイントです。

また、ロング撮影(遠くからのビデオ撮影)なので、背の高い三脚や脚立が必須です。

背の高い三脚が無ければ、高所位置を探してください。

プログラム(出演順)の確認とグランドでの位置と導線を、事前に先生やお子さんに聞いてください。

「踊り等」なら出来るだけ正面側で。

徒競走なら、スタートとゴール地点を確認しましょう。ゴールに、カメラマンの体の正面を合わせ、スタート位置まで体をひねって構えます。走り出したら、体のひねりを戻すように、カメラをパンニングするとぶれの少ないビデオ撮影が出来ます。

スタートは、全員のスタートが分かるように。スタート地点全体をねらいます。

途中は、お子さんを画面の中心に、前後の数名も入れたグループショットでフォローパンニングします。

ゴールでは、全体の順位が分かるように、ゴール地点全体をしっかりビデオ撮影しましょう。これで、起承転結のドラマが一通りビデオ撮影できます。最初から最後まで、お子さんのみのズームアップばかりの映像にならないように。すると、たぶん、順位の分からない(全体の中の位置・順位が分からない)、画面がブレブレの映像になってしまいます。

撮影ポイントを決めたら、場所取りです。良さそうな場所を2〜3箇所は確保します。

ビデオカメラマンは、飲み食いは後回し。ビデオ撮影に専念しましょう。

出来れば、スタートを待つ我が子に寄って、ハンディビデオカメラで、声もビデオ撮影(録音)しておくと、永久保存板の作品制作につながります。

その時の生声って、すごく貴重なんです。。。

数年後、その時のお子さんの生声が聞けるすばらしいタイムマシン作品になります。

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